林内の調査
- 山本真史
- 1月10日
- 読了時間: 2分
更新日:1月15日
先日取得しました上津木の山 (約100ha) について、調査を進めております。
同地は
① 森林組合が長年育林してきた山で、
② 尾根筋に幅広の道があり、
③ 北向きで
④ 林内に作業道が走っている
など、一般的に林業適地とよんで差し支えない山林です。
ただ、それでもなかなか一筋縄ではいきません。
添付の左下「スギ・ヒノキ63年生」。このあたりは等高線(5m)がゆるやかな通りまさに平(たいら)で、石積みされた棚田に植林されている箇所もあり大きな杉が植わっています。胸高直径7~80cmくらいはあるでしょうか。
ただ大きな木だから良いわけではありません。大きな木ほど伐採や出材は大変です。また現代社会において、大きな板材や柱材が必要とされる場面は少なくなっており、必ずしも売れるわけではありません。
「今は材価が安いからもう少し育てておくか」と考えられる山主様もいらっしゃるかもしれませんが、弊社は5~60年生で伐って出すのが一番リスクが少ないと考えております。太すぎる木もまた考えものです。
添付右の「スギ・ヒノキ58年生」の斜面は等高線が詰まっている通り、急です。へたに伐り飛ばしたら谷にめがけてすっ飛んでいきそうな斜面で、足を踏み外したら自分が沢にすっ飛んでいきそうです。ここに足を置くとヤバイ、ヤバくないと、あまりしたくない判断をしながら歩きます。
さて、なかなか大変ですが、それでも市場に原木を供給するのが弊社の役目です。
主伐を行う会社様と、今日も伐採と搬出について打ち合わせです(^-^)
(代表/山本の2024年12月のfacebook投稿より。一部編集して再掲)

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